「な〜にタバコ止めるのなんて 朝飯前だよ」
そんなタバコ嫌いの私はコトもあろうに、福島県葉タバコ生産者組合の県内各地のフェスティバルで8回も口演を頼まれているんですよ。
人数は500人〜600人です。そりゃ〜気持ち良いですよ。こんなにも大勢の前で笑わすんですから。
ある時会長さんが挨拶で言いました。
「百笑溢喜の話聞いても、タバコ作りには何の役にも立たないけど聞いてやってくんちぇ〜」だって。
あれ〜!
でも「健康でなければタバコ作りは出来ませんよ、その健康のためには『笑い』が一番なんです」と切り返してやりましたけどね。
だから今の私には、福島県葉タバコ生産者組合さんには感謝感謝の気持ちと、ちょっぴりの後ろめたい気持ちが同居してるんです。
口演の中でいつも言いました。
「あの森繁久彌さんは97才で亡くなったんですが、タバコだ〜い好きだったんですね。
でも肺がんで亡くなったんじゃないですよ。森繁さんは死の直前まで、タバコを吸い水を吸い、老衰で亡くなったんです」
また、前に値上げした時、57%の人が止めました。その内の57%の人がまた戻っちゃたんですって。
だから「タバコ止めるの大変だ〜」と言ったら「な〜にタバコ止めるのなんて朝飯前だよ」
「え〜ホント?」
「そう、マンマ喰ってから吸えば良いんだ」
「???」
値上げしたら買ってまでは吸わない、貰って吸う」って、こんなもんですよタバコ吸いは。
それから何をやっても止められない人が、孫が出来たので今度こそ本気になって止めようと、本を買ってきました。
『タバコが3日で止められる』という本です。
ところが3日で止められませんでした。本読むのに4日かかったんです。
これをある所でやりました。すると一番前にいたお婆ちゃん、「なんぼが忙しかったんだべ〜」だって。
その話じゃないんだけどね。
等など、会場ではいろいろ気を使って、少しでも恩返しになればとネタも大変なんです。
むかし観光バスで、前の席10席ほどが「禁煙席」だなんてバカなことしてたけど、バスの中の空気はみんな同じ。
そしてある時、分煙だというレストランに入りました。すると入るなりタバコの匂い、手前は禁煙だったが、奥のテーブルは喫煙席。
これもバスと同じで部屋の空気は一緒。こんなのってあり?
直ぐに、「私はタバコアレルギーでして」と丁重にお断りして出てきましたけどね。
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